★マンチェスターUの今季振り返りと補強案★


2022年も5月に入った。今季のマンチェスターUの今シーズンここまでを振り返ってみるといろいろなことがあったといえる。
マンチェスターUの今季の一番大きな変化といえるのは11月21日のスールシャール監督の解任だろう。
スールシャール監督はかつてはマンチェスターUのFWとして活躍したクラブのレジェンドプレーヤーだった。
実年齢より若く見られるその顔つきから「ノルウェーの童顔の殺し屋」の異名をとったものである。
2018年末に解任されたジョゼ・モウリーニョ監督の後任としてクラブレジェンドの彼が監督としてマンチェスターUにやってきたのである。
しかし、監督としてやってきた彼がマンチェスターU程のビッグクラブを率いる能力のある人物かは大きな疑問があった。
彼の大きな問題はこれといった戦術のなさである。
彼は多くの試合において選手達の個の能力任せの試合運びを展開し、彼の監督としてやっていることのメインは選手を鼓舞すること。
つまり完全モチベータータイプの監督なのである。
モチベータータイプの監督が悪いとは言わないがスールシャール監督は選手の個の能力に頼り過ぎていた。
2020年1月のMFブルーノ・フェルナンデスの獲得から、スールシャール監督は「戦術ブルーノ」ともいえるブルーノ頼みの試合運びをしており、
今のマンUにいい未来があるのかは多くのマンチェスターUファンが疑問に思っていた。
前述の通りスールシャール監督が解任されるとクラブはラングニック監督を暫定監督および来季から2シーズンに渡るコンサルタントとして招聘し、
4月21日にはアヤックスのテンハーグ監督の来季からの就任を発表した。ラングニック氏もテンハーグ監督も戦術家として名高い監督である。
テンハーグ監督は後方からボールを繋ぎ、多彩なビルドアップから攻撃を展開するサッカーを好む監督であり、来季のマンチェスターUは戦術的な攻撃が見られそうである。
夏の移籍市場での補強として、テンハーグ監督の古巣となるアヤックスからアントニーを引き抜きたい。
彼は得点力のある左利きの右WGであり、マンチェスターUの得点力を向上させるはずだ。





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