★マンチェスターCの今季振り返りと補強案★


マンチェスターCの今季ここまでを振り返ると順風満帆といえるだろう。
マンチェスターCは今クラブとして黄金期を迎えている。
その黄金期の始まりが2016年夏のペップ・グアルディオラ監督の就任からだというのに異論を持つ人は少ないだろう。
人によっては2009年のUAEの王族であり、石油王のシェイク・マンスール氏によるクラブ買収からだという人もいるだろう。
しかし、マンスール氏の買収以降、ここまで豊富な資金力を活かした効率的かつ的確な補強、
チーム作りで世界で1,2を争うレベルのチームにチームレベルを向上させることはペップ監督就任以前のマンチェスターCの監督にはできなかった。
ペップ監督の戦術で印象的かつ革新的なのはGKのフィールドプレイヤー化だろうか。
ペップ監督は足元の技術に優れるGKエデルソンを起用し、味方DFがボールを保持しているときにもGKにパス回しに参加させることにこだわり、
GKからの前線への正確なフィードすら求める。
ペップ以前の監督では世界的に見ても、GKの足元の技術能力は副次的なものとして重視しない監督が多かった。
今季のプレミアリーグでもリヴァプールと熾烈な優勝争いを展開し、CLでもベスト4に進出する彼らだが、あえて補強ポイントを上げるとするならば、
CFだろう。
今季のマンチェスターCにおいてCFは唯一これといった選手がいない印象のポジションであり、最後のピースともいえるポジションだ。
夏の移籍市場でマンチェスターCが補強すべき選手としては、ドルトムントのFWハーランドだろう。
ハーランドは身長190cmを超える体格とフィジカルの強さを活かしたポストプレーにスピード、足元の技術の高さまである規格外の選手だ。
彼の獲得には300億円ともいわれる高額な移籍金がドルトムントから求められるといわれているのが大きな障壁だが、
獲得に成功すればマンチェスターCにはこれといった穴のない強力なチームとなっていくだろう。




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